今回のテーマは、関わってはいけない人とのコミュニケーション手法についてです。
自分の人生を豊かにするため、そして仕事を成功に導くためには、それを阻害するような人とは距離を置くことが重要です。
昔と違って今の世の中は、比較的簡単に居場所を変えられます。
とはいっても、関わってはいけない人と関わらざるを得ない状況も避けては通れないという事実もあります。
この記事では、私のマネジメント経験から関わってはいけない人との効果的な関わり方についてまとめています。
この記事が参考になる読者
「関わってはいけない人と分かっていても関わらざるを得ない」状況に置かれている人は非常に多いと思います。
- 関わってはいけない人に振り回されている
- 上手な関わり方が分からず悩んでいる
- 関わってはいけない人を避けられない時の対処方が知りたい
この記事では、こういった悩みを持つ方に向けて実践的なテクニックをまとめています。
この記事で得られるもの
この記事を読むことで、
- 関わってはいけない人の特徴が理解できます
- 関わってはいけない人との関わり方が身に付きます
ネットでもよく記事にされている「関わってはいけない人」ですが、ほぼすべての記事が「こんな人とは関わるな!」という結論で締めくくっています。
しかし、私が感じるのは、『関わらないでいられる人よりも関わらざるを得ない人の方が圧倒的に多い』という事実です。
この記事では、私が経営部門でプロジェクトを推進する中で多くのクセ持ち人間と相対してきた経験から改善を重ねてきた実践内容をまとめています。
この記事の結論
- 責任感のない人→こまめに同意を得る
- 他人からの評価に依存する人→称賛と目的共有
- テイカー→与えるモノを制限
- 勝手な忠告をする人→マウントを取らせる
- 不平不満を言う人→行動を促す
- 感情的になって怒る人→ひたすら静観
それでは、進めていきます。
関わってはいけない人
ネット記事や動画、書籍などを読み漁って、最も多い『関わってはいけないタイプ』を厳選しました。
私もビジネスをする上で、これらのタイプが非常に多いように感じています。
関わってはいけない人の特徴
- 責任感がない
- 他人からの評価に依存する
- テイカー(与えるより得ることに固執する)
- 勝手な忠告をする
- 不平不満を言う
- 感情的になって怒る
こうやって並べるとどうやら共通点は『主体性がなく自律能力が低い』ということみたいですね。
主体性:自分ゴトと捉えて、自ら考え行動できる
自律:自分をコントロールする力
ここだけで分かるのは、精神的に子どもだということでしょうか。
幼稚園児なら全てが許されますが、大人になってもこれでいてはかなりヤバい状態です。
関わり方(対処法)
まず大前提は「関わるな!」です。
その上で、私たちは組織で活動しているため、「関わるな!」が難しい環境にあるのも事実です。
人の性格を変えることはできないことは自明ですから、こちらが関わり方に創意工夫を持たせることが必要だと思っています。
つまり、こちらが変わることで相手の欠点を補うというスタンスが大切だということです。
責任感のない人
他責思考で言い逃れや人のせいにすることが常態化しているため、発言と行動が伴わないことが多いです。
象徴的なのは、常に上司・先輩を向いて仕事をしているため言われたことをただやるだけ。みたいな人が多かったりします。つまり言動に一貫性がありません。
これはかなりやっかいですが、マネジメントのコツは事前の合意形成です。
その人の同意をこまめに取りながら、言い逃れができない状況を小さく積み上げていくことが得策です。
加えて、責任を取ることに対するハードルを下げることも有効です。
失敗した時の罪の重さ、そもそも失敗しない確実性の根拠などで、安心材料を与えてあげることで責任を取りやすくしてあげます。
もっと言うと、私はよく責任を先延ばしにするテクニックも使います。
責任を持つことよりも行動してもらう事の方が重要ですよね?
責任とは行動することによって初めて必要になってくるものです。
とにかく前に進めてもらうことを優先して、責任については先送りという判断も重要です。
他人からの評価に依存する人
他社評価に依存する人は、これまた一貫性がありません。
加えて、自分が承認されることを優先するため、仕事の目的をないがしろにしがちです。
難しいですが、一番効果的なのは、その人の承認欲求を満たしてあげるベクトルと仕事の目的達成のベクトルを合わせてあげることです。
常に仕事の目的を認識させて、あなたの評価=仕事の成果の評価という構図を徹底して叩き込みます。
そうした上で、こまめに称賛してあげながら、行動の軌道修正をすることが重要です。
テイカー(与えるより得ることに固執する人)
人から搾取することで生きてるので、自己解決能力が低いです。
まずは、こちらから「与えるモノ」を制限することが重要です。
何でもかんでも与えていると、そっくりそのまますべてを搾取されてしまいます。
また小出しにすることで、相手がどれほどのテイカーなのかも見えてくるので、どこまで与えていいのかも判断できてきます。
更に、テイカーは損得勘定で物事を判断していることが常態化しているタイプなので、与えることに条件を付けるというのも得策です。
無償ではないという条件設定をこちらから設けることで、対等な関係を保つこともできます。
勝手な忠告をする人
「あなたのため」という身勝手なまくら言葉を使って、アドバイスをすることを通して、ただマウントを取りたいだけです。
このアドバイスを活かすも殺すもこちら次第ではあるものの、基本的には相手の目的はマウントを取ることなので、ひたすらマウントを取らせることに集中しましょう。
逆に言うと、マウントを取るだけで自己承認欲求が上がる単純な性格なので、マウントを取らせてあげれば、意外と協力的に動いてくれます。
不平不満を言う人
直接、本人に言って否定されたり反論されることが嫌だから、第三者に愚痴を言うわけです。
つまり、愚痴を言われたという事は「否定しない人」と認定されたということです。
勝手な忠告をしてマウント取ってくる人とは違って、ひたすら聞いてしまうと無駄に時間を奪われてしまいます。
不平不満を言う人には効果的なフレーズがあります。
「すごく分かる。大変だったね。それであなたはどうしたいの?」
これです。
受け入れてあげているように見せかけて、相手に行動を促すわけです。
不平不満を言うだけで自分は何も行動しないというスタンスをうまく変えてあげることが重要です。
「自分は何をしたいのか?」「何ができるのか?」を考えさせてあげる過程で、自分一人では動きづらいところをサポートするという関わり方を意識すると良いです。
感情的になって怒る人
怒りに任せて感情的になっている間は、何も通用しません。
キレている時間は、ただ単にキレることが目的になってしまっているので、静観する必要があります。
聞き手、受け手に徹することで相手の感情が収まるのを待ちましょう。
更にキレやすい人は日常的に沸点が低いので、キレないようにコントロールすることは不可能だと割り切った方が賢明です。
それよりかは、キレる人だと受け入れてキレたときには静観しようとスタンスを決めた方が気が楽になります。
キレる理由は、あなたのせいでも環境のせいでもなく、その人自身の未熟さにあるわけです。
まとめ
- 責任感のない人→こまめに同意を得る
- 他人からの評価に依存する人→称賛と目的共有
- テイカー→与えるモノを制限
- 勝手な忠告をする人→マウントを取らせる
- 不平不満を言う人→行動を促す
- 感情的になって怒る人→ひたすら静観
それでは、また!