頭脳力

[実践向き]おすすめ深堀り思考の分析手法|『なぜを5回』では不十分

すぐ出来る!!深掘り思考術

今回のテーマは、思考力に悩みを抱える人が明日からすぐに実践できる深堀り思考のテクニックについてです。

世の中には、クリティカルシンキングとか「なぜを5回繰り返せ」とか様々な手法が紹介されています。

しかし、正直言ってそもそもそれ自体が難しい手法だと私は感じていました。

もっと簡単で構造的な方法がないかを試行錯誤している中で一番効果的なやり方にたどりついたので、その方法をまとめました。

この記事が参考になる読者

  • 考えや分析が浅いことに悩んでいる
  • 思考力の身に付け方が分からない
  • 分析力や創造力を身に付けたい

私はこの思考法を意識するようになって、考えを整理する力がかなり高まりました。

ビジネスにおいても活用をしてきた経験から非常に汎用性の高い方法だと感じています。

この記事を読むことで、再現性の高い思考方法を理解することができることに加えて、具体例を使って説明しているので、明日から使えるレベルまでかみ砕いて学ぶことができます

これまで数多くの書籍も読んできましたが、あまりこのやり方を紹介するものはありませんでした。

思考力に課題を感じている方は、かなり有益な情報になると思いますので、是非最後までお読みいただければと思います。

この記事の結論

  • 深掘りの分析は『タテ、ヨコ、ジカン』で考える
  • この3軸は思考力に自信がない人でも活用できる

 

それでは、進めていきます。

深堀り思考の分析テクニック

「物事を深く考えられなくて、どうしたら優れた思考力が身に付きますか?」と、よく聞かれることがあります。

わたし自身「直感タイプ」で、意識して深く考えようとしたことがなく長年悩み続けてきたので、その気持ちがすごくよく分かります。

ただ、私の経験上、思考力は後天的に身に付きます

重要なのは自分に合った分かりやすい思考の『型』を見つけられるかどうかです。

どんな問題に対しても考え方は同じなので、一度しっくりくるテクニックを知り、それを繰り返し利用することで思考力は強化することができます。

結論から申しますと、私が色々と試行錯誤して一番やりやすかった思考テクニックは「タテ、ヨコ、ジカン」です。

  • タテは『思考の深さ
  • ヨコは『視野の広さ
  • ジカンは『タテヨコの変遷

タテの思考

その課題の対象に関する情報をどれだけ理解できているか?という『思考の深さ』を表します。

ヨコの思考

その対象と関連のあるヒト、モノ、環境、情報など思考の対象の幅を広げていくという『視野の広さ』を表します。

ジカンの思考

その対象と関連する対象が過去現在未来に渡ってどのように変化していくかという『タテヨコの変遷』を表します。

ここでは、抽象的で分かりにくい方もいらっしゃるかと思いますが、後ほど、りんごの値付けを例に具体的に説明しますので、ご安心ください。

なぜを5回繰り返すでは不十分

思考の技術を持たない人が「なぜを5回繰り返す」をやるとたいていはタテの深堀りしかできずにヨコとジカンの深堀りが抜けてしまうように感じます。

実際、わたしもそうでした。

つまり、トヨタ式の深掘り思考法というのは、そもそも思考力の高い組織が思考のフレームが頭に入っているからこそできる手法だというのが私の自論です。

この方法で漏れなく綺麗に考えられる前に、より簡単なやり方を知っておくことが重要だろうと思っています。

思考のベクトルをタテ、ヨコ、ジカンの3つに分けて、それを意識して考えることで自然と構造的な理解が進むはずです。

そしてこの思考法であれば、あらゆる場面に応用ができるため『汎用的な思考テクニック』と呼べるでしょう。

りんごの値付け

例えば、あなたが八百屋さんで、りんごの値付けをすることになりました。

1個100円にするか200円にするか悩みますね。

ここでのポイント

「お客さまが買ってくれる価格」と「利益が出る価格」が一致する値付けをしなければならないということ。

りんごの周辺相場が120円くらいだからといって「これくらいならきっと買ってくれるだろう」なんて浅い考えだと失敗してしまいます。

品種、時期、大きさ、甘さ、色、形、など様々な視点から適正な価格を導く必要があります

この時まさに『思考力の真価』が問われるわけで、思考力が弱い人は、正しい深堀りができずに情報が不足したまま結論を下してしまったり、間違った情報を以て判断に至ってしまったりするはずです。

また、長年の経験によって感覚的に最適解が分かるという人もいますが、そのセンスを磨くために数十年を費やせるほどの時代ではありません。

そもそも、そのセンスというのは「りんごの値付け」にしか活用できない限定的な思考力ですから、この環境変化の激しい時代に、習得に時間がかかる上に、応用できない思考力は負債だと割り切った方が良いでしょう。

私は『汎用性』があってはじめて実践的な思考力だと考えています

りんごの値付けをタテ、ヨコ、ジカンで考える

  • タテは『思考の深さ』
  • ヨコは『視野の広さ』
  • ジカンは『タテヨコの変遷』

りんごの値付けでそれぞれの論点をリスト化してみます。

タテの思考

  • 品種ごとの価格帯は?
  • 時期ごとの価格変動は?
  • 大きさで価格は変わるか?
  • 糖度の価格への影響は?
  • 発色の良さは価格に影響するか?
  • 形の良さで価格は変わるか?
  • 仕入原価含めた1個あたりのコストは?
  • 仕入の量と仕入れの頻度は?

りんごそれ自体の理解の深さを示すのが、このタテの思考です。

ヨコの思考

  • りんごは何と一緒に買われるか?(関連品)
  • どういう用途で使われるか?(用途)
  • 一番買われやすい棚はどこか?(陳列展開)
  • 買われやすい時間帯や曜日は?(需要周期)
  • 他店での売出しは?(競合比較)
  • この地域のりんご需要規模は?(需要規模)
  • りんごと競合の食材は?(競合商品)
  • りんごの代用品は?(代用品需要)

『りんご』という対象を取り巻く環境、つまり視野を広げて論点を導くのがヨコの思考です。

ジカンの思考

  • 過去の売上数量の推移は?
  • 過去の売上高の推移は?
  • いつから販売されているか?
  • いつから人気が出たか?
  • 完売したことがあるか?要因は?
  • 今後需要が急拡大する要素は?
  • 顧客の当店のりんごの認知度は?
  • 今後りんごが仕入れられない可能性は?
  • りんごブームの兆しは?

過去に比べて現在、現在と比べて未来では、どのような変化があるのか?について思考するのがジカンの思考です。

このように『タテ、ヨコ、ジカン』に思考を切り分けることでりんごの値付けを取り巻く環境を構造的に理解していくことができます。

個人的に、一番難しいのはヨコの思考です。

これは切り口が多くあるので、最初のうちは問いを見つける事に苦労するかと思いますが、りんごの例を参考にしていただければと思います。

まとめ

要点まとめ
  • 深掘りの分析は『タテ、ヨコ、ジカン』で考える
  • タテは『思考の深さ』
  • ヨコは『視野の広さ』
  • ジカンは『タテヨコの変遷』

いかがでしたでしょうか。

意外と『考え方』についてちゃんと向き合うことって無いので、ぜひこれもひとつのビジネススキルとして捉えていただけると嬉しいです。

それでは、また!

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