今回のテーマは、無茶ぶり上司からの仕事についてです。
上司だけでなく、周りから依頼される仕事の中には、ただの単純作業や目的が分からない業務など、自分にとってはやる価値のない仕事って結構多くあります。
そんなクソ仕事と優秀な人材はどのように向き合っているのか?というテーマで書きたいと思います。
この記事が参考になる読者
- クソ仕事を振られて迷惑している
- クソ仕事とどうやって向き合えばいいか分からない
こうした方に向けて、自己成長に繋がるクソ仕事との向き合い方について、私の実体験や私の周りにいる優秀な人の経験を元にまとめています。
この記事で得られるもの
- 自己成長、キャリアアップに繋がる働き方が身に付く
- 成果が出せる仕事の取り組み方が学べる
仕事においてクオリティの低い依頼は意外と多く、その依頼をいかにして扱うか?は非常に重要なビジネススキルだと考えています。
クソ仕事をマネジメントするノウハウがあれば、どんな仕事でも成果を残すことが可能になると思います。
この記事の結論
- 依頼者自身、目的や最適な手段が分かっていないことが多い
- 無茶ぶり依頼は『やらない』か『意味ある仕事にする』かどっちか
- 『意味ある仕事にする』は自分の成果やスキルアップに直結する
それでは、進めていきます。
クソ仕事との向き合い方
「この仕事お願いしたいんだけど、いいかな?」
そう言われて詳細を伺ってみると、「中身が空っぽだった」ということはよくあります。
代表的なクソ仕事の特徴
- やる目的がないか、曖昧になっている
- 目的はあるが、やり方が間違っている
- 依頼されたものを完成させるだけじゃ不十分
例えば、一言一句書き起こす議事録、何に使うか分からない情報収集のまとめ資料、誰も見ない進捗管理表、みたいなものはポイントとして挙げた特徴に当てはまりやすいと思っています。
仕事には、人件費がかかっていることをまずは意識しないといけません。
毎週10時間の無意味な仕事を、時給1,000円の人がやったとしたら毎月4万円をどぶに捨てているのと同じことです。
投資した人件費以上のリターン(利益)を生まなければ、それはすべて要らない仕事だと言えるでしょう。
つまり、クソ仕事を依頼してくる他人を変えることができない以上、クソ仕事を意味のある仕事に磨き上げるのは、それを受けるこちら側の使命だという意識が重要です。
クソ仕事をクソ仕事のままやっていたり、無茶な依頼に愚痴を言っていても自分のスキルが上がるわけでも、成果が出るわけでもない。という事実を受け止める必要があります。
つまり、無茶ぶり依頼をされたクソ仕事の扱い方は2つです。
やらないか、やるなら意味のある仕事にする。この2択です。
自分がやる仕事は、自己成長に繋がるものか成果に繋がるものに絞っていかなければ、貴重な時間を浪費することになります。
生産性とスキルアップを考えるなら、クソ仕事に対してもこのスタンスを崩さない方が良いと考えています。
クソ仕事のやり方
クソ仕事への向き合い方は、2つです。
そもそもやらないか、もしくは意味のある仕事に書き換えるか。です。
ここからは、考え方についてです。
クソ仕事のやり方
- 目的を再設定する
- 成果物の精度を上げる
- 別の手段に乗り換える
- すぐに取り掛からない
目的を再設定する
ダメな依頼は、目的がなかったり曖昧だったりします。
例えば、何となく必要そうだから「会議で出た発言を議事録に一言一句書き起こそう」みたいな感じです。
普通に考えれば分かりそうですが、目的なく業務をする人は非常に多くいらっしゃいます。
であれば、こちらで目的を作ってあげることが建設的だと思っています。
おそらく何か困ったり悩んだりしたからこそ仕事の依頼をしてきたわけですから、本来的にはそこには課題があって、本質的な原因が眠っているはずです。
面倒とは思わずに、きちんと現状のヒアリングをして目的を明確化してあげることで、無意味な依頼であっても意味のあるものに変えられるはずです。
成果物の精度を上げる
目的がはっきりしていても、その依頼内容をやっただけでは目的を達成できないことも多くあります。
先の挙げた『議事録の例』で言えば、議事録の活用方法や、活用の仕方を組織・メンバーに浸透させないと誰にも読まれないで終わります。
『議事録作って』という依頼を『議事録を活用して案件を前に進める仕組みを作って』という依頼に格上げさせることができれば、その依頼は意味のある依頼になるはずです。
これこそが成果物の精度を挙げるための構造思考です。
別の手段に乗り換える
目的と依頼内容が合っていないケースもあります。
別のやり方でやればもっと簡単にもっと早く問題を解決できるのに。というケースです。
これに関しても依頼してきた背景や本質的な課題、目的を丁寧にヒアリングすることで、解決ができます。
つまり、依頼者側も『議事録を作る』ことがゴールではないことは理解していながらも、具体的に何をすれば問題解決ができるのか?をイメージできていないことが多いということです。
会議後の言った・言わないを無くしたい。とか、会議で上がった宿題事項をきちんとやり切りたい。といった本質的な課題と向き合うことで、依頼内容とは違う手段も検討する余地が生まれます。
すぐに取り掛からない
目的や手段を徹底的に考えても、本当にやる意味のない業務も実は多かったりします。
例えば、その場の思い付きで仕事を依頼してくる人って多くないですか?
そういった衝動的な思い付きの依頼ってほとんどはやる意味のない仕事だと私は感じています。
なので、すぐに取り掛からずに放置させておく、というのも生産性を高める良い手段です。
真面目に取り掛かってから「やっぱ要らない」という無駄をなくすためには不真面目も大切ではないでしょうか。
放置してて、また改めて言われたら、その時初めてきちんと向き合えば良いと思います。
私は依頼された時に自分が不要だと判断した時は大抵「言われたけどやらない」というスタンスを取っています。
依頼した人もすっかり忘れて、結局やらなくてよかったということが私の経験上結構あります。
以上、レベルの低い依頼を自分の成長・成果に変えるための考え方についてでした。
まとめ
- 依頼者自身、目的や最適な手段が分かっていないことが多い
- 無茶ぶり依頼は『やらない』か『意味ある仕事にする』かどっちか
- 『意味ある仕事にする』は自分の成果やスキルアップに直結する
それでは、また!