経営/ビジネス

なぜあの人は話が上手いのか?|話ベタ脱却の5つの実践テクニック

今回のテーマは、上手な話し方の実践テクニックについてです。

仕事のほとんどは『人を動かす』活動が占めていますよね。

承認をしてもらったり、依頼して作業をしてもらったり。

つまり、自分の要望を相手に通すことができるかどうかで成果が決まると言っても過言ではありません。

この記事では、経営部門で組織横断でプロジェクトを進めてきた私の経験から実践的なテクニックをまとめています。

この記事が参考になる読者

話が相手にうまく伝わらない」と悩む方も多いと思います。

  • 交渉力や人を動かす力を身に付けたい
  • 上手に発信できる会話術を身に付けたい
  • 生産性を高めて成果を最大化したい

この記事では、このように考えている方に向けた記事です。

この記事で得られるもの

この記事を読むことで、

  • 話ベタの特徴と話し上手の特徴が理解できる
  • 自分の意見を通す実践的な会話テクニックが学べる

ビジネスでは、この『自分の意見を通す作業』の連続ですが、人に伝えるスキルと真剣に向き合っている人が少ないように感じます。

実際に仕事で話していて好き放題話して損をしている人が多いという印象を持っているので、この実践テクニックを習得できれば、仕事の生産性がかなり上がると確信しています。

この記事の結論

  • 『アイメッセージ』で個人の意見を強調する
  • 『第三者の視点』で対立を回避する
  • 『具体的な承認』で信頼を得る
  • 『メンタルモデル』を作って聞きやすくする
  • 『結論ベース』で話してストレスを無くす

それでは、進めていきます。

なぜあの人は話が上手いのか?

話が上手な人は、相手の思考をコントロールすることを意識しています。

つまり、相手がどうなると自分の意見を受け入れてくれるか?を常に考えているということです。

そもそも『話が上手』の定義とは何でしょうか。

プレゼンやディスカッションなど発信の場は様々ですが、今回の話上手とは双方向の対話の場面をイメージしています。

相手との会話の中で自分が進めたい方向に相手を導くことを『話が上手』と表現しています。

ですから『伝え方』ではなく『伝わり方』の視点でいかに相手の思考・行動を動かすか?にフォーカスしたいと思います。

その点において、話が上手な人は、相手の思考をコントロールし、自分の進めたい方向に相手の思考や行動を動かしていると言えます。

話が下手な人の特徴トップ5

私は、経営部門という立場上、社内外の様々な役職・年次の人と対話する機会があります。

その経験から「この人の話し方は残念だなー。」と思う特徴で頻度の多いトップ5をまとめてみました。

話が下手な人の特徴トップ5

  • 言い回しが上から目線
  • 評論家のような発言
  • 勝手な解釈で話す
  • 勝手に話を進める
  • 何が言いたいか分からない

言い回しが上から目線

「その意見は正しいですね、根拠もあって説得力がありますよ」

本人はただ純粋に褒めているのでしょうが、どこかマウント感が出ている発言ってよく耳にしませんか?

その人のパーソナリティを知っていて「この人はこういう人だからね!」と言ってくれる間柄なら問題ありませんが、ビジネスシーンでは損をする機会の方が多いのではないでしょうか。

評論家のような発言

「もう少し根拠を詰めた方がいいですよ。あと、比較対象もあれば完璧だと思います。」

ニュース番組のコメンテーターのような口振りで、正論を振りかざす人も多く見かけます。

こういう「自分分かってます」的な発言をする人に主体性はなく誰もその人の要望は聴かないでしょう。

勝手な解釈で話す

「このサービスは話題性もあって、使い勝手も良いので必ず成長しますよ」

そうかもしれませんが、あなたの主観の域を出ていません。

解釈と事実は分けて考えるべきで、何をもって「話題性がある」のか「使い勝手が良い」のかが証明できません。

矛盾を突かれた途端、ボロが出るので聞いている側からすると納得感が足りません。

勝手に話を進める

これから何を話すかを頭出しせずに話したり、永遠と話し続ける人にも頻繁に遭遇します。

聞き手にとっては非常にストレスで「今何を話しているのか?」を推測しながら聞くことになるのでかなり疲れます。

聞き手が聞く準備が出来ていないので、せっかく伝えても伝わり方が不十分だったり、人によって受け取り方が変わってしまいます。

何が言いたいか分からない

結論を先延ばしにして、状況説明をひたすら話す人も多いです。

「書類はできたか?」という質問には「はい」か「いいえ」で返すのは当たり前ですよね?

「これからAさんとMTGがあってそこで必要なデータをいただくことになっています。それ以外に必要な情報はかなり集められていて、あとはグラフの見やすさを修正するのと、必要なスライドを足すのをやろうと思っています。目次はできていて・・・」

話の内容からして答えは「いいえ」なんだろうと思いますが、聴く側としては答えをもらえていないので、何を話しているのかを推測しながら聞かないといけないので、非常にストレスがかかります。

話ベタ脱却の5つの実践テクニック

話が下手な人の特徴を見て「自分もその節あるな」と思った方もいらっしゃるかと思います。

ここからは、実際に話し上手になるためには何をしたらいいの?という実践論に進んでいきます。

話し上手が使う5つの実践テクニック

  • アイメッセージ
  • 第三者の視点
  • 具体的な承認
  • メンタルモデル
  • 結論ベース

アイメッセージ

これは「私は、○○〇と思う」という表現です。

「あなたの意見はまさにその通りだ」だと上から目線になってしまいますが、「あなたの意見が正しいと私は思います。」と表現することで伝わりやすくなります。

あくまで私が思っている、という主観になるので、対等な立場からの意見に聞こえやすいわけです。

アイメッセージは、相手を褒めたい時にも非常に役に立ちます。

「私はあなたの論理的に考えられるところが凄いなと思っています」といえば、「論理的に考えられるところが強みだね」みたいなマウント感が出なくていいですよね。

第三者の視点

例えば、仮説をぶつけたい時に「私は○○○だと思うが、いかがですか?」と主体を自分に置いてしまうと相手は反論体制に入ってしまうかもしれません。

一方で「こういうデータを見ると、○○○ということも考えられると思うのですが、いかがですか?」という第三者的な表現はどうでしょう?

「客観的に考えるとこういうことも考えられる」という考える材料を出してくれている気になりますよね?

つまり、発言主体を自分ではなく第三者に置くように見せれば、対立関係を避けられるというわけです。

具体的な承認

あなたは誰の話をよく聞こうと思いますか?

もちろん自分を認めてくれていたり、信頼してくれている人の話はちゃんと聞こうと思いますよね。

「自分の話を聞いてほしい」「自分の意見を通したい」のであれば、まずは相手を承認することが大切です。

その時には、ただ相手を褒めるのではなく、相手のどういう発言、行動が良かったのか、具体的に説明してあげると効果的です。

抽象的だとお世辞や見返りを求められているように感じます。

メンタルモデル

メンタルモデルとは、相手が頭に浮かべている「行動のイメージ」のことです。

先ほどの「資料はできたか?」の例では、質問をした人のメンタルモデルは「YesかNoで答えが返ってくるだろう」と思っていることです。

つまり、聞き手が持つメンタルモデルとは違うことを話してしまうとうまく伝わらないということです。

そのため、まず話始める前に今から何を話すのか?を伝えてから話すことで、聞き手がより聞きやすくなり、あなたの意見が伝わりやすくなります。

結論ベース

話す時にあなたのポジションを明確にしておくことが効果的です。

「この件、私は反対です。なぜなら・・・」と話が続けば、聞き手は「この人は反対の立場でこれから話すのか」という姿勢で聞いてくれます。

これが説明から入って最後に「・・・という理由で、私は反対です。」と言われてしまうと、話の最後まで何を話されているのか?を予測しながら聞くことになるので、聞くストレスがかかってしまいます。

まずは結論から。それから結論に至った理由。この順番を徹底しましょう。

まとめ

要点まとめ
  • 『アイメッセージ』で個人の意見を強調する
  • 『第三者の視点』で対立を回避する
  • 『具体的な承認』で信頼を得る
  • 『メンタルモデル』を作って聞きやすくする
  • 『結論ベース』で話してストレスを無くす

それでは、また!

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